動くホテルと言われているクルーズ船は、夜中に移動して早朝には目的の港に到着します。朝起きると目的の観光地に到着しているのは本当に素晴らしいです。移動の旅の荷造りのわずらわしさもありません。
このページでは寄港地についた時の様子と、日本発着船が立ち寄る主な港やその周辺の観光スポットをご紹介します。
寄港地観光(ショアエクスカーション)について
クルーズ旅行ではクルーズ船の種類や行程の日程・予算など、どの船旅にするか選ぶ時の基準となることがいくつもありますが、どこの港に立ち寄るかも大きなポイントのひとつです。
寄港地観光とは
クルーズ船が立ち寄る港で下船して観光を楽しむことです。クルーズ船を運営している船会社や旅行代理店で用意されているバスツアーに申し込んで楽しむ場合と、個人で観光を楽しむ場合があります。
下船可能な時間は船内新聞でお知らせがあります。夜景や夜のイベントなどがメインの観光スポットがある港では出港時間が夜遅くに設定されているなど、寄港地での観光のための時間の配慮がされています。
大型客船が来ると1000人以上の乗客が訪れることになるので、大型客船が接岸できる港の整備を整えるところも多くなりました。またクルーズ船を迎えるための歓迎行事だったり、地元の民芸品や工芸品などを売るブースも出たりとクルーズ船が寄港した港は賑やかです。
寄港地観光の注意点
寄港地観光ツアーの申し込みは早い者勝ち
寄港地では出港までに楽しめるショートトリップのツアーが用意されています。クルーズ会社のリストやクルーズ旅行を申し込んだ代理店などで申し込むことができます。
人数に空きがある場合は船内で申し込むこともできますが、人気のツアーはすぐに定員になってしまいます。どうしても行ってみたい場合などは早めに申し込むのがおすすめです。早めに申し込むべきツアーの一例ですが、例えば花火やお祭りの桟敷席、人気料亭のコース、登山列車や人数制限のあるハイキングコースなど、定員がしっかりと決められているものなどがあります。
個人で観光をする場合は絶対に乗船時間に遅れない
用意されている寄港地観光ツアーは割高なものが多くあるため、自分たち個人で観光を楽しむ方も多いです。特にぶらぶらと街歩きを楽しむ場合などは疲れたら好きな時間に船に戻ることもできるので気楽に観光ができます。
ただ個人で電車を乗り継ぎ遠い場所に出かけたら帰りの交通機関の本数が少なくて慌ててしまったり、街中を満喫していて船まではタクシーを利用したら夕方の渋滞にはまってしまって予想より移動に時間がかかって焦ったなどの話はよく聞きます。
出港時間までに戻れない場合はクルーズ会社から高額の請求をされる場合があります。クルーズ会社は港に滞在する費用を支払っていますが、乗客が遅れて滞在時間が伸びた場合はその分の追加料金が発生するためです。
寄港地について
日本船や日本発着のクルーズ船の寄港地となる港は日本各地に多くありますが、やはり船の大きさで接岸できる港とできない港などがあります。にっぽん丸などの比較的小さなクルーズ船の方が小さな港を利用することができるので寄港地のバリエーションがあります。
大型客船が立ち寄る事の出来ない小さな港や港近くの海が浅瀬な場合は、直接クルーズ船が接岸するのではなくテンダーボートなどの小型船などを利用して船と港を行き来します。クルーズ船が直接着岸する場合と違って、テンダーボートに乗る順番や時間などの条件があります。コルサコフ(サハリン)などの寄港地観光では順番がくるまで数時間待ちということもありました。
パンフレットなどにも寄港地には直接クルーズ船が接岸するのか、テンダーボートなどの通船利用なのか記載があります。
日本国内外の主な寄港地一覧(日本発着編)
主な寄港地とその特徴の一覧を紹介しています。ご覧になりたい都道府県名をクリックするとその都道府県にある寄港地の紹介ページが見られます。
北海道・東北地方
関東地方
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中部地方
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関西地方
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九州・沖縄地方
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- 沖縄県
日本発着の外国船が寄港地として利用する主な国
- 台湾
- 韓国
- ロシア