初めての豪華客船・初めてのクルーズ旅行のための基礎知識Q&A

今までクルーズ旅行にまったく興味がなかった場合、船旅中のことはもちろん予約を入れる前の行程を考える時から旅の予算やどの船に乗るかなどさまざまな疑問がわいてくるかと思います。

そこでクルーズ旅行がまったくはじめてという方が考える疑問点や不安な点をまとめてみました。ぜひ参考になさってください。

船会社及び乗船する船や旅行代理店によって細かいルールが違います。またクルーズ船のシステムは日々進化しています。下記の情報はあくまでチェックポイントや調べる項目とし予約前に疑問や不安は船会社や旅行代理店に確認すると安心です。
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初めてのクルーズ旅行の疑問

はじめてのクルーズ旅行について

クルーズ旅行のおすすめポイント

クルーズ旅行の良いところと残念なところ

良いところ
  • 楽しんだり寝ている間に移動
  • 荷造りが下船まで不必要
  • 旅費に食事が含まれている
  • 船内の治安がいい
残念なところ
  • 寄港地観光に時間や場所の制限がある
  • 食事無料なので食べすぎて太る

誰もが気になる船酔いについて

縦揺れと縦揺れ

船酔いはほとんどありません。波と波の幅よりもクルーズ船の方が大きいため波を乗り越える必要がなく波を乗り越えるときに起きる縦揺れが起きにくい作りになっています。また、横揺れは船の下部にフィン・スタビライザーと呼ばれる横揺れ防止装置で対応しています。

乗船しての船酔いの感想

実際に乗船してみると豪華客船に乗船中の船酔いはほとんどありません。私は車や新幹線でも酔いがひどく、もちろん小さな船では必ずひどい船酔いを起こします。そのため酔い止めは多めに持参しましたが、初日に念のため飲んでおいた薬以外を使用することはありませんでした。

ただ揺れを感じることはあります。揺れを感じるけれども普段の揺れは船酔いをする揺れではありません。ただし台風や暴風雨などの天候と潮が早い地域などが重なった場合などはひどい揺れで船酔いを起こす場合があります。

船の揺れに慣れて船内で揺れをほとんど感じなくなってくると陸酔いを起こす場合があります。私もクルーズ船から下船をすると動いているはずのない地面に揺れをしばらくの間感じます。

客船の選び方

外国船と日本船の違い(日本発着)

日本発着の場合であっても外国船と日本船では違いがあります。

外国船の特徴
  • パスポートが必要
  • 必ず日本以外の国に寄港が必要
  • スタッフが外国人が多く船内は英語が使われている
  • チップが必要(自動加算)
  • キッズクラブが充実
日本船の特徴
  • 海外寄港の必要がないため短期航路あり
  • スタッフも乗客も日本人がほとんど
  • 料理が美味しい
  • 船内に浴場あり
  • チップが不必要

また多くの場合日本船の方が乗客の年齢層が高めかもしれません。同じように世界一周の客船は外国船日本船にかかわらず平均年齢が高めです。仕事や学校があると長期休暇が取りにくいのが理由かと思います。

※客船によって細かな違いがあります。

費用から選ぶ時の注意点

お食事について

クルーズ船の場合基本的な朝食・昼食・夕食と食事代は含まれています。反対にほとんどの場合含まれていないのがアルコール類になります。

ただし、クルーズ船によってアルコールも含まれているもの、反対にミネラルウォーターやソフトドリンクも有料になる船もあります。長期クルーズになる場合は追加費用も多くなります。

アルコールはほとんどの客船で持ち込みが禁止されています。ダイヤモンドプリンセスなど乗船のお祝いのためのワイン1本(720ml)のみ認められている船もあります。
チップについて

パンフレットを見ると外国船の方と日本船ではかなりの価格の差があるように感じます。しかし外国船の場合、一泊1000円から2000円程度のチップが毎日自動加算されます。日本船の場合はチップがありません。

寄港地観光とパスポートなど

クルーズ船のツアーに含まれていないものが寄港地観光の費用になります。これらはオプションで申し込む場合と個人的に観光をする場合には予算を考えておく必要があります。(旅行代理店によっては寄港地観光込みでのツアーを販売しています)

また外国船の場合や寄港地に海外が含まれている場合はパスポートや必要な場合は観光ビザの諸経費がかかります。

子ども料金や3~4人目料金

多くの場合同室であれば子供(幼児)割引や3~4人目割り引きがあります。またクルーズ船によっては12歳以下の子供が無料の場合もあります。

ただし3~4人同室で泊まれる客室は限りがあります。

客船の施設やランクで選ぶ

子どものための施設やキッズプログラム

子供用プールやスライダーがある客船ではショーやイベントも子供が楽しめるものも多く開催されます。カジュアル(スタンダード)クラスと呼ばれる客船に多いサービスです。大人用の深いプールしかない船もあります。

またキッズプログラムの充実した船の場合、大人も安心してバーやナイトクラブに出かけることができたり子供も外国の文化に触れることができます。

大浴場施設

日本船の特徴である大浴場は旅の疲れを癒してくれます。オーシャンビューで浸かる湯舟は最高です。日本船は無料で利用ができます。外国船ではダイヤモンドプリンセスにありますが有料の施設になります。

船内で何をすればいいのか

夜に出発して朝に到着

移動日の場合、夕方または夜に船は出港します。船に戻って食事を取りシアターや劇場のショーを見ると寝る時間になってしまいます。興味のあるイベントがない場合、ナイトクラブや船内ショップに出向いたりシャワーを浴びて明日の予定を立てて過ごして過ごします。

朝目が覚めるとあと数時間で寄港地に到着です。寄港地での観光に合わせてゆっくりと朝食を取ったりすぐに出かけたりします。寄港中であっても船内ではイベントがあったりカフェやプールがあります。出かけずに船の中で過ごす乗客も珍しくありません。

終日航海日の過ごし方

クルーズ旅行では終日航海日が用意されていることがほとんどです。どこにも寄港せず大海原を進んだり、瀬戸内など海上から眺めた方が美しい景色を堪能できます。

自由に過ごす

最初は何をすればいいのかと戸惑うかもしれません。でも乗客はそれぞれのスタイルで終日航海を楽しみます。終日航海がクルーズ旅行の醍醐味と言う方も多いです。

もちろん終日航海日にはどこの客船でもイベントが多数用意されています。またプールやジムで体を動かしたり、船内ショップで買い物をしたりもできます。観光疲れがある場合一日部屋で寝て過ごすのも自由です。

船内での服装

豪華客船という響きから船内で何を着ればいいのかがネックになってクルーズ旅行を敬遠している方がいます。一度乗船してしまえば二度目は不安とは無縁になるくらいラフに過ごせます。

日中の服装

日中の船内ではどんな服装でも構いません。夏であればショートパンツとタンクトップにサンダル履きの女性は大勢います。もちろん男性もショートパンツでOKです。国内観光に出かける時と同じようなスタイルなら問題ありません。

ディナータイムの服装

ディナータイムは食事の場所やエンターテイメントを楽しむ場所で装いが違います。

ダイニングルームで食事をする場合

ダイニングルームで食事をとる場合はデパートの買い物や高級ホテルにランチにお出かけする時の恰好であれば問題ありません。男性であればネクタイがなくても襟付きのシャツやジャケットを着ていれば居心地が悪いことはありません。

バイキング(ビュッフェ)や軽食コーナーで済ませる場合

観光で遅く戻ったりフルコースを食べたくない時などバイキング(ビュッフェ)で済ませる場合には日中とほぼ同じスタイルの方が多いです。

フォーマルナイトなどのテーマナイトの夜

フォーマルナイトの日はダイニングに集う乗客たちがドレスアップをして楽しみます。女性であれば結婚式に参加できる服装、男性であればダークスーツにネクタイなどです。タキシードだとより気分が盛り上がります。

テーマナイトは「白」「仮面」などとテーマが決められたイベントデーです。テーマから外れた服装をしていても問題ありませんが、テーマとは程遠い恰好の場合はメイン会場で楽しんでいる人たちの邪魔をしないようにしましょう。

船内でのケガや病気について

ケガや病気になった場合クルーズ船の中には医務室があります。ここで診療を受けたり薬をもらうことができます。

ただし日本の健康保険は適用外なので海外旅行保険に入るなどの注意が必要です。

yan
yan

2014年、当時珍しかった日本発着外国船ダイヤモンド・プリンセスに乗船。船旅の「お手頃なのにラグジュアリー」「移動や荷造りの楽さ」など飛行機や陸路とは全然違う旅行スタイルに大感激。以降、船旅の良さを伝えずにはいられなくなる。船旅スキニナルは船旅初心者の管理人が気になったポイントをメインに構成しています。乗船記や旅行準備や、クルーズ旅行について気付いたことや覚えたことなどのブログも書いてます。1974年生まれ。

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