どのクルーズ船がいいか迷ったら【おすすめクルーズ旅行の選び方】

船旅をしようと思ってもあまりに多くの豪華客船や航路があるため、どのクルーズ船に乗るか、どのクルーズ旅行を申し込むか決められない事が多くあります。

ここでは乗船する豪華客船(クルーズ船)やクルーズ旅行の選び方や決定するときに着目するポイントをご紹介します。

スポンサーリンク

おすすめクルーズ旅行の選び方

どのクルーズ船がおすすめかクルーズ旅行の選び方

日本人多めで気楽な船か外国の雰囲気を味わうか

日本人が多い客船の場合、船内での生活や寄港地観光などでもほとんど不自由をすることがありません。反対にfry&cruiseなどで海外発着の船旅は海外の雰囲気を堪能できますが、英語ができないとちょっとした事で不自由をするかもしれません。

それぞれの良さがあるので、日本人ばかりだったり反対に日本人がいないことでストレスを感じてしまう方は乗客の日本人率を意識してクルーズ船を選ぶと安心です。

日本人のための日本人による日本客船

日本には、飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなすと3隻の豪華客船があります。クラスはどれもラグジュアリークラスです。

船籍も日本、スタッフも乗客も日本人がほとんどなので、日本にいる時の高級旅館や高級レストランと同じような雰囲気を味わうことができます。外国を味わうというより日本人ならではのおもてなしのサービスが好きな方向けの客船です。

日本発着外国船クルーズ

ここ数年増えてきた日本発着の外国船クルーズは日本人の乗客が多数を占めています。またスタッフの対応・メニューや船内パター(船内新聞)なども日本語で表記されていたりと日本人を意識した準備がされていることが多くあります。

日本寄港の区間クルーズではなく完全に日本発着で完成された航路の場合、日本人のスタッフも乗船している場合が多く困ったときには頼りになります。(区間クルーズの場合は日本語コーディネーターが乗船する場合としない場合があります)

外国発着外国船クルーズ

日本から飛行機で国外へ移動して外国の港からクルーズ船に乗船する場合は、好きな国や場所、世界遺産など色々な地域が選択肢に入ります。また船内も99%日本人ではないことが多いので海外旅行気分が満喫できます。

個人旅行が不安な場合は、大手旅行会社から添乗員や現地係員付きのフライ&クルーズツアーとしてクルーズ旅行が用意されているのでこちらを利用すると日本語でのサポートが受けられます。

日程や日数から選ぶ

なんと言っても仕事や学校がある場合は日程や日数が最優先かと思います。多少の日程の移動はできても、10日や2週間などの長期は無理という場合は多いことでしょう。

この場合は、

  • クルーズ船の発着場所にこだわらない
  • 日本船で探す

と良いでしょう。

なぜなら日本発着便が増えて人気の外国船は必ず日本以外の国を訪れなければならないため、発着港によってはどうしても旅行期間が長くなってしまいます。(カボタージュ)特に横浜発着にこだわると外国の港までの距離が遠いため旅行日数が必要になります。

発着港にこだわらないで選ぶ

でも、福岡や沖縄などの南方の地域からだと台湾や韓国などが近なり、北海道の小樽や仙台など北の港を利用するとサハリンやウラジオストクなど北にあるロシア領の港が近くになります。ご自身の住んでる地域からクルーズ船発着港までを飛行機や新幹線などを使うことを考えるとクルーズ日数はぐっと短縮できます。外国船の場合、乗船は午後下船は午前中の場合が多いので場所によっては前乗りの必要もありません。

日本船を選ぶ

日本船はカボタージュによって守られているため、外国の港に立ち寄る必要がありません。そのためワンナイトクルーズと呼ばれる1泊2日のクルーズや2泊3日・3泊4日などという短いクルーズも多くあります。

日本船と外国船を見比べた場合、費用に割高さを感じますが外国船の場合は1泊につき1000円~2000円程度のチップが自動加算されることが一般的です。日本船ではチップは必要ありません。また大型船の方が豪華なイメージがありますが小さな船の方がクラスが高い場合が多く、日本船の3船はすべてラグジュアリークラスに分けられています。

区間クルーズで乗船する

長期クルーズの途中でどうしても乗ってみたい船がいくつかの日本の港に寄港する場合は、区間クルーズがおすすめです。パンフレットに区間乗船の料金が載っていない場合でも長期クルーズで立ち寄った場合は乗船できるかどうか代理店さんに聞いてみましょう。また、その区間より短くても区間乗船させてもらえるかもしれません。

予算で選ぶ

トータルの旅の予算を考えて、その予算に合わせたクルーズ船を選ぶのもいいですね。

同じ予算で航海日の長い船旅を選ぶ

同じ予算でも船のランク(クラス)やシーズンによって航海日数に差が出る場合があります。できるだけ色々な各地を訪れたい場合はカジュアル船だったりオフシーズン狙うのもいいですね。

ただし、カジュアル船の場合チップやドリンクなどクルーズ代金に含まれていない費用もあるので確認が必要です。

同じ予算でも満足感で選ぶ

日数は短くても区間クルーズなどを利用してラグジュアリー船に乗船する方が嬉しい方もいますね。この場合は日数ではなく船の雰囲気やクラスで選ぶのがおすすめです。日常を離れたサービスや船内の豪華さに大満足だと思います。またラグジュアリークラスはアルコールやソフトドリンク、また特別レストランやチップなどもクルーズ代金に含まれている場合が多いので予算の計算がしやすいです。

反対にみんなで賑やかに楽しみたい若い人たちには退屈してしまうかもしれないので、カジュアル船のアトラクションが豊富なクルーズ船の方がおすすめです。

クラス(ランク)や客層で選ぶ

客船にはクラスがあり、利用客は自由に選ぶことができます。基準はスタッフ(クルー)1人に対して乗客の割合や乗客1人に対してどのくらいの面積が確保されているかなどになります。

スタッフ(クルー)がサポートする乗客の人数が少ないほど上のクラスになり、スタッフ一人でたくさんの乗客のお世話をしなければならないほどランクは下のクラスになります。また乗客が大勢密集しているか、ゆったりと余裕があるかなどで分けられるわけです。

これらの基準で、ラグジュアリークラス・プレミアムクラス・カジュアルクラスに分けられています。世界のクルーズ船の約7割がカジュアル船に分けられています。日本船の飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなすは全てラグジュアリークラスに分けられています。

ゆったりしたいならラグジュアリークラス

大型船の方が豪華客船のイメージが強くありますが、実は小型や中型船の方がラグジュアリークラスなどに分けられる船が多くなります。

乗客が少ないため乗船下船やお食事などの時に待ち時間が少なく、すべてがゆったりと過ごせます。スタッフ(クルー)も乗客に対して豊富に乗船しているのでサービスも上質です。

アトラクションや大掛かりなショー、カジノなどのイベントやアクティビティを楽しむよりもゆったりとした船旅を楽しむ客層が多いです。またフォーマルやマナーなども他のクラスよりもしっかりしています。

みんなでワイワイ楽しんだり子連れ旅行向きなカジュアル船

カジュアル船と言うとイメージが悪いと思う方がいますがそれは違います。友人や乗客同士みんなで賑やかに楽しんだり、小さなお子さん連れなどでクルーズ船内にたくさんのアクティビティが用意されていることを求めている場合には最高にうれしいクルーズ旅行になります。

カジュアル船では船によってさまざまなアクティビティがあったり、大規模なショーや音楽フェスなどのイベントが用意されているので客船やイベントをチェックして乗船するとより楽しめます。

カジュアルクラスには数千人規模の大型船が多いので人混みになりやすく、特に乗船下船時は混雑します。

いいとこ取りのプレミアムクラス

カジュアルクラスとラグジュアリークラスの良いとこ取りを狙ったのがプレミアムクラスです。日本でも有名になったダイアモンドプリンセスはこのプレミアムクラスになります。

大型船で乗客も多いですがどこもかしこも行列ということはありません。ただ、カジュアル船のようなアトラクション施設があまり用意されていないので船内でのアクティビティを楽しみたい人は退屈してしまうかもしれません。

yan
yan

2014年、当時珍しかった日本発着外国船ダイヤモンド・プリンセスに乗船。船旅の「お手頃なのにラグジュアリー」「移動や荷造りの楽さ」など飛行機や陸路とは全然違う旅行スタイルに大感激。以降、船旅の良さを伝えずにはいられなくなる。船旅スキニナルは船旅初心者の管理人が気になったポイントをメインに構成しています。乗船記や旅行準備や、クルーズ旅行について気付いたことや覚えたことなどのブログも書いてます。1974年生まれ。

yanをフォローする
yanをフォローする
船旅スキニナル